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　カーボンコンポジットは、レーシングカーの構造材料として、なくてはならない最もポピュラーな材料となっており、その適用技術は、創造と試行錯誤を積み重ね独自の進化を遂げてきた。最高の性能、究極の効率と合理性を求めるレーシングカーならではの、特殊な技術領域での話であるが、ことコンポジットに関しては、一般用途製品に対してもレーシングカー同様の思想や手法を持って開発に臨むべき背景や課題が、意外にも多く存在する。本講座では、レーシングカー技術で作られたCFRP製品事例を紹介するとともに、コンポジットを新たな用途に適用する際の開発ポイントについて解説する。

『炭素繊維・CFRPセミナー』
～炭素繊維の表面処理とリサイクル、CFRPの成形・二次加工の最新技術～

日時　：2014年11月28日（金） 10:30-17:00
会場　：[愛知・名古屋]ウインクあいち　1007会議室
受講料：1名 48,600円（税込、資料・昼食付）
＊1社2名以上同時申込の場合、1名につき 37,800円　＊学校法人割引：学生、教員のご参加は受講料50％割引

第３部　講師：奥 明栄　【14:05-15:25】
CFRP成形加工技術の最前線　～レーシングカーへの適用事例と他分野への応用事例～

１．レーシングカーとコンポジット
　　1) レーシングカーの技術分野
　　2) コンポジット適用の歴史と現状
　　3) コンポジット適用が進んだ背景と要因
　　4) コンポジット適用の効果・効能
　　5) コンポジット適用状況
　　6) コンポジット構造事例

２．カーボンコンポジット
　　1) 適材適所
　　2) 成形方法の選択
　　3) オートクレーブ成形法
　　4) コストパフォーマンス

３．用途開発事例
　　1) 開発パターン
　　2) 自動車、鉄道、医療機器、福祉/介護、電機、産業機械などの事例紹介
　　3) 製品開発実績集計と分析

４．今後の展望と課題
　　1) 自動車、自動車部品
　　2) 拡大期待用途
　　3) 取り組むべき課題