機体の上下分割構造を廃止して、複数部品を一体化することで軽量化に貢献
WIRES(WInged REusable Sounding rocket)は航法誘導制御システムの飛行実証を目的として、東京理科大学発ベンチャーSPACE WALKERが開発した有翼式のロケット実験機です。胴体と主翼、尾翼はCFRPを採用し、ノーズには電波透過性のためGFRPを適用しています。また、当初のセミモノコック構造からモノコック構造に変更し、上下分割を廃止し一体成形とすることで軽量化に貢献しました。2020年に打ち上げ実験を実施して飛行データの取得に成功。現在は規模拡大した技術実証機WIRES #015の開発が進んでおり、東レ・カーボンマジックは2011年から機体構造の設計・製造・試験を支援しています。
クライアント | 東京理科大学(旧九州工業大学機械知能工学科宇宙システム研究室) |
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URL | https://space-walker.co.jp/ |
用途 | ロケット実験機 |
開発部分 | 機体 |
要求特性 | 軽量化/剛性/形状自由度/固有振動特性/大型一体成形 |
開発範囲 | 構造解析/設計/材料選定/評価試験/試作/成形方法選定/製造/ |
開発期間 | 約3年 |
成形方法 | オートクレーブ |
サイズ | 全長 1,700mm/全幅 1,100mm/全高 600mm |
重量 | 総重量 50kg |
軽量化設計技術と成形加工技術を駆使して、様々なご要望に対応いたします。
CFRPを含む複合材(コンポジット)製品の設計・解析から試作・量産のことまで、お気軽にご相談ください。
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