開発部 萱原 淳一(入社11年目)
小さい頃から父親の影響を受け、自身で何かを作ったり、修繕したりしていたので、仕事は自然と『ものづくり』に関わりたいと思っていました。そして、これも父親の影響ですが、F1が好きで、ものづくりの中でもレースカーが作りたい、仕事で鈴鹿サーキットに行きたいと思い、迷わずこの会社を選びました。この会社は、F1には欠かせない、設計、コンポジット、空力技術、設備を持ち合せていたのも魅力的でした。
入社してからは、航空宇宙、鉄道、医療等、カーボンはいろいろなところに使用されているのだと驚きました。私は入社してまだ5年ですが、仕事で出会った人の数、幅広い分野の方と接することができたのは、私の誇りです。 今後も、適用用途の拡大や量産化需要に応えていくために、私たちはたくさんの壁を乗り越えていかなくてはなりませんが、それを苦労と捉えるか、自分で興味を持って取組んでいくかで、その先は随分違ってきます。私はこれから入社してくる後輩に、設計技術だけでなく、仕事の取組み方も含め、教えていくことが私の役割のひとつだと考えています。
東レ・カーボンマジックはスピーディーに柔軟に対応できるところが良い点だと思いますが、それは、部署間問わず、お互い適度な信頼性とコミュニケーションがあり成立していることだと思います。また、会社には、恵まれた職場環境を提供してもらっていることに感謝しています。例えば、開発では、ひとりの仕事のスペースの広さやソフトのライセンスの付与等、普段忘れがちですが、働きやすい環境があり、のびのびやっていけるのだと思います。
設計者としては、将来、クルマをまるごと設計できるエンジニアになりたいです。私たちはカーボン素材を使ってものづくりをしますが、その部分だけの製作に留まらず、全体構造がわかり初めて良い提案ができると思っています。私の先輩、上司が経験してきたように、私もいつかクルマ全体を取りまとめできるぐらい力を身につけることを目標としています。